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詩と登山を愛し、山に逝った若き詩人を悼み、その没後20年を経て1977年に刊行された詩集。
カバーに傷、天に印、数ページが外れています。全体的にページが外れやすくなっています。
島田利夫(1929〜1957)群馬県生。
太平洋戦争に伴う学徒動員に従事するかたわら、詩作と登山に没頭した。芸術への考えを深める中で、19歳の時に日本共産党に入党。弾圧の激しさから一度は詩作をやめるが、死の1年ほどまえから詩作を再開。谷川岳から滑落し27歳の生涯を終える。
詩「夜空は瀝青」より
夜空は瀝青。
塗りつぶされた
星たちの瞳から
青光りする
涙がしたたる。
街はぐしょ濡れ。
− と、聞こえる子星どもの泣き声
− 開かない瞼をひっぱりながら。
”痛いよう
暗いよう
怖いよう”
月は夜逃げだ。
どうした!!
昨夜はピカピカしてた
天体さんたち。
まったく 君らとは
付き合いかねるぜ
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