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国際情勢を動かす真のファクターは、経済でもなければ軍事でもない。非合理で主観的な「感情」である──ハンチントン、フクヤマを凌ぐ国際政治の世界的権威が放つ、新たなパラダイムを示す著作
17世紀の魔女狩りから9.11テロ事件にいたるまで、建国以来「恐れの文化」にとらわれてきたアメリカ。EU発足後も足並み揃わず、移民などの「他者」に怯え、「恐れの文化」をアメリカと共有しつつも対立するヨーロッパ。西洋世界への歴史的屈従がもたらす、「屈辱の文化」にゆれるアラブ・イスラム世界。そして、中国とインドの急激な経済成長に牽引される、「希望の文化」で覆われたアジア――。
3つの「感情の文化」の衝突は、これからの世界をどう形作るのか? 「希望の文化」に満ちたアジア世界で、唯一「恐れの文化」に属する日本がとるべき道とは? 2025年の世界情勢を支配するのは「恐れ」か、それとも「希望」か?
「感情で動く世界」の全貌を描き出し、国際政治分析に新たなパラダイムを示した話題の書、待望の邦訳。