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動物詩集
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「たいへんな詩集の序をひきうけてしまった。たくさんの詩の言葉が、前後左右をふりかえるひまもなく、一時に飛びこんできて、ぼくの頭がまるでマンドリンのように鳴り出すしまったのだ。ぼくはマンドリンの胴っ腹から、一つ一つの詩をとり出して、丁寧に音色をたしかめようとするが、作者は万華鏡のように言葉を変貌させるものだから、頭をひやす間もないくらいだ。
鯨のように重い山本政一がのっそり入ってくる。ぼそぼそ話し、ときどきけたたましく笑うこの無口な男の、どこにこれらの色ガラスの破片のような言葉がつまっているのかと、ぼくはふしぎに思うが、彼は何ごともなく、ばそばそとこどもや女房のことを話し、ときどきけたたましく笑って、また重たく帰ってゆくのだ。」序より
函にヤケ、スレ
本体表紙に汚れあり
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